インディアンジュエリーについて
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アメリカ・インディアン(ネイティブ・アメリカン)が作るジュエリーを一般的にインディアンジュエリーと呼びますが、インディアンの中で銀細工を最初に始めたのはナバホ族だと言われています。
ナバホ族がスペイン人からシルバーの加工技術を習ったのは1850年代のことで、まだ150年の歴史しかありません。
しかもハンダ付けの技法は1890年代からと言われているので、今日のような精巧なものが作られるようになってからは100年しかたっていません。
今では居留地に住むインディアンの多くがジュエリーアーチストとなり、非常に多くの種類のインディアンジュエリーが作られています。
Hopi(ホピ)
- 「オーバーレイ」と呼ばれる技法を得意とするホピ族は、アメリカ大陸最古の住民と言われています。ホピとは「平和の民」を意味する言葉です。
ホピ族は農耕部族であり、自然への崇拝心が非常に高いため、自然をモチーフにしたものが多くみられます。
20世紀になる直前にズニ族からシルバーのジュエリー作りが伝わると、彼らはすぐに腕を上げて1930年代の末頃には、ナバホ族と並んで「オーバーレイ」で優れたジュエリーを作り始めました。
そんなホピ族がつくり出す「オーバーレイ」とは1枚のシルバー板に模様を切り抜き、もう1枚のシルバー板を合せて作ります。
そのカッティングの技法は卓越したものがあり、そこに描かれるデザインは精神レベルの高いホピ族らしくスピリチュアルなものが多くみられます。
ホピ族は他に、「カッチーナ」と呼ばれる万物に宿る精霊を表現する人形作りや「バスケット」「陶器」作りも得意としています。
Navajo(ナバホ)
- インディアンの中で銀細工を一番最初に作ったのはナバホ族だと言われています。
スペイン人から銀細工の製法を教わったメキシコ人がナバホ族に伝え、さらにそのナバホ族が他部族へと伝授したそうです。
ナバホ族は、ターコイズやコーラル、その他の石を贅沢にあしらったジュエリー作りを得意としています。
ナバホではターコイズを幸運のお守りにしており、災いを払う力があると信じられており、そんなナバホ族のジュエリーは素朴で力強い、大胆なデザインのものが多くみられます。
初期の頃はハンマーでたたいて鍛造したり、たがねでカッティングをするだけでしたが、やがてハンダづけの技法を習得し、これにより石をベゼルにセットできるようになりました。
また彼らはシルバーの板を糸のこで複雑な模様にカットして、それを二枚重ねるオーバーレイの手法も得意とし、多様性を誇るようになりました。
これはホピ族も得意とし、インディアン・ジュエリーの代表的な技法です。
ナバホ族は他に、「ナバホラグ」が有名であり、数年がかりで作られる複雑で美しいラグは、非常に高価なものとなり、コレクターが多くいることでも有名です。
Zuni(ズニ)
- ズニは「ニードルポイント」と呼ばれる技法を得意とします。これは小さな石を留め金にはめ、花びらが集まった形に組んだものです。
これを単体で指輪やブレスレットにしたり、繋げてネックレスにします。
またズニは「インレイ」と呼ばれる象嵌技術も有名であり、かたどりしたシルバーに色々な石を嵌め込んで模様を作っていくジュエリーは、芸術的な美しさを持ちます。
ズニ族は他に、直接石を削り出して動物の形にする「フェティッシュ」が有名であり、これはお守りになります。
Santo Domingo(サントドミンゴ)
- リオグランデ川沿いに暮らすプエブロの1つであるサントドミンゴは、ターコイズやジェット、珊瑚や貝殻を使ったジュエリー作りで知られています。
それらを平らな型から菱形、丸型、筒状と様々な形のビーズに加工します。
このビーズのことをヒシと呼び、ヒシを繋げたネックレスは他の部族でも伝統的な行事には必ず使われるなど、とても有名です。
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